2009/12/25

アイアンブリッジ08に出資!


東京TCで募集されているアイアンブリッジ08に出資
しました。デルモニコキャット08に続き、東京TCで
2頭目の出資馬となります。
自分へのクリスマスプレゼント、ということで…


アイアンブリッジ08
父:ネオユニヴァース、母:アイアンブリッジ、
母の父:トニービン(血統
牝、栗毛、2008年2月23日生、三石上村牧場産、昆貢厩舎 
総額960万円、1口24,000円
2009年8月時の測尺 : 馬体重450kg、体高156.5、胸囲182、管囲19cm




(Copyright@TOKYO THOROUGHBRED CLUB)

系が持つふたつの武器は、仕上がりの早さと高い芝中距離適性

 母アイアンブリッジは、2歳12月に公営佐賀でデビュー。3歳7月までに計13走し、1勝2着3回3着2回という安定した走りを披露しました。繁殖牝馬となってからは、2003年に初仔のエイワンフラワーを出産。これまでに、中央競馬で13戦し、うち12走で掲示板を確保したモエレタキオン、中央競馬所属の現役3歳馬カンファーバトルなどの産駒を送り出しています。父に“旬の種牡馬”ネオユニヴァースを得たアイアンブリッジ08は、5代以内にクロスを持たないアウトブリード配合を施された牝駒で、安定感の高い、タフな走りを展開してくれることでしょう。
 祖母パイナップルスターは、2歳10月に500万下サフラン賞を制した仕上がり早のスピードタイプ。アイアンブリッジのいとこにあたるマイネルアドホック、トップクリフォードも2歳夏、3歳早春のOP特別を勝っていて、早い時期からの活躍が母系の特徴のひとつとなっています。一族から出た大物競走馬が、曾祖母ダイナスワップスの直仔で、北九州記念(JPN3)を逃げ切って制したダンディコマンド、四代母サニースワップスの産駒で、アルゼンチン共和国杯(JPN2)、京成杯(JPN3)を勝ったサクラサニーオーという2頭の重賞勝ち馬。ともに芝中距離戦で発揮される持続力に富んだスピードを武器とするタイプでした。早熟性とともに、この高い芝中距離適性が、母系が持つ、もうひとつの有力な武器なのです


(管理調教師のコメント)

縁のあるダンディコマンドの近親で大舞台を目指す

―― 馬体の印象を教えてください。

昆師 牝馬にしては節々もしっかりしているいい馬ですね。顔つきも、芯の強そうな力がある感じで、私の好きなタイプですよ。

―― デビュー時期はどのあたりになりそうですか?

昆師 1歳の段階ではなかなか言いづらいですが、見た感じは丈夫そうなので、早ければ夏の北海道シリーズで下ろしていけたら、と思いますね。ウチの厩舎は、夏は北海道が主力なので、順調に行けばそうなると思います。

―― 血統はどういう印象をお持ちですか?

昆師 近親に、助手時代に携わっていたダンディコマンドがいて、そういう意味では縁を感じますよね。あの馬は、デビューから3連勝して、古馬になってからも、まだ1800mの時の北九州記念を勝ってるんですよ。トニービンの肌にネオユニヴァースという血統ですけど、それにダンディコマンドが出た母系のスピードがプラスされるといいですね。

―― では距離適性も含めて、目標を教えてください。

昆師 距離は、トレーニングを始めてから気性面も含めて見えてくると思いますが、スピードはけっこうありそうな感じはしますよね。これから成長するでしょうし、それにしたがって馬の形も変わってきますから、順調に行ってくれたら楽しみな牝馬になりそうですね。なんとか、クラシックに乗れるように頑張ります。


(生産牧場のコメント

この2年で2頭の重賞馬を出した生産牧場の勢いも魅力!

 新ひだか町三石美野和の川沿いの土地に位置する三石上村牧場。現在の場長である上村清志氏のお父上の代から数えて45年ほどの歴史を持つ牧場ですが、2007年夏にオリエンタルロックがGⅢ札幌2歳Sを制して、生産馬による重賞初制覇を達成しました。そして、今年7月のGⅢ函館スプリントSをグランプリエンゼルが勝ち、この2年で2頭の重賞勝ち馬を誕生させる快挙を達成しました。上村場長が語ります。
「繁殖牝馬が10頭にも満たない小さな牧場。オリエンタルロックが出るまでは、なかなか重賞を勝つことができなかったのですが、わずか2年で、今度はグランプリエンゼルが函館スプリントSを勝った。近所の牧場仲間には“いったいどうしちゃったの!?”といわれるし、競馬場に行くと、いろいろな方々が“おめでとうございます”と声をかけてくれます。なんだか途惑いますが、とてもうれしいことは確かですね」
「とにかく小さな牧場ですから…」と謙遜する上村場長ですが、細かいところにまで目が配られた清潔感溢れる厩舎や質の高い牧草が敷き詰められた広い放牧地などを見ると、上村牧場が収めている好成績の理由が、よく分かる気もします。
 アイアンブリッジ08の母アイアンブリッジは、上村牧場が懇意にしている九州の馬主さんから繁殖牝馬として譲り受けたそうです。今年6月に初勝利をあげた現役3歳馬カンファーバトルなどの産駒を出しているアイアンブリッジですが、血統的な面でも期待が大きい繁殖牝馬であるだけに、現在の成績は不満だと、上村場長はいいます。
「アイアンブリッジには、ダンスインザダーク、アグネスタキオン、マンハッタンカフェといったサンデーサイレンス系の一流種牡馬たち付けていますが、ちょっと薄い馬体の産駒が多かったんですね。ただし、ネオユニヴァースを父に持ったアイアンブリッジ08に関しては、しっかりと筋肉が付いた、本当に良い馬体をしています。現在は昼夜放牧をさせているのですが、まったくヘコたれることもなく、元気に毎日を過ごしています。必ず、兄姉たちを超える活躍をしてくれると信じているんですよ」
 父にネオユニヴァースを持つアイアンブリッジ08は、5代前までにクロスを持たないアウトブリード配合が施されています。あるいは、昼夜放牧を難なくこなすアイアンブリッジ08のタフネスは、丈夫な馬ができる可能性が高いといわれる、アウトブリード配合の効能が出たのかもしれません。
「正直、アウトブリード配合になることを意識して、ネオユニヴァースを付けたわけでもないんです。ただ、ウチはマーケットブリーダーですから、絶えず魅力のある種牡馬を配合することを意識しています。ネオユニヴァースは、その現役時代や馬体を見ていて、凄く魅力を感じる種牡馬でした。実際、いきなり皐月賞馬とダービー馬を出しましたしね」
 牧場期待の繁殖牝馬に、新進気鋭の種牡馬の血が融合したアイアンブリッジ08。当然、上村場長のテンションも高いものとなります。
「父ネオユニヴァースは仕上がりの早さも持っていますから、まずは桜花賞のタイトルを狙って欲しいです。さらに、アイアンブリッジ08の母父はトニービン。当然、東京芝2400mで争われるオークスでも好勝負してくれることでしょう(笑)」
「牧場経営は、資金的な面はもちろん、馬たちの事故やアクシデントなど、本当に苦労が多い」と、苦笑混じりに、上村場長はいいます。しかし、「生産馬が重賞を勝ったときには、それまでの苦労が全部吹き飛んでしまうような喜びを感じられる」とも語ってくれました。高い中距離適性とタフネスを大きな武器としそうなアイアンブリッジ08。快進撃を続ける三石上村牧場の勢いにも乗って、競走馬としての大成を目指します。



昆調教師には、シルクオールディーに続き、2頭目が
お世話になることになりました。
日高の中小牧場の生産馬を中心に管理しながらも、
毎年コンスタントに20勝以上あげる手腕は素晴らしいと
思います。

この馬への出資を決めた理由は、もちろん魅力的な価格
設定もありますが、血統と昆調教師が非常に高く素質を
評価しているという点です。

東京TCでは牡馬、牝馬各1頭という体制になりました。
この2頭で再来年のクラシック戦線を楽しみたいと考えて
います。(もちろん、シルク8-12も含めてです)


0 件のコメント:

コメントを投稿