2010/11/30

タッチフォーゴールド09、遊離軟骨の除去手術


10.11.30 

(社台ファーム)
社台ファームのイヤリングから、調教を積む若駒たちが集う厩舎に移動してきたタッチフォーゴールド09。取材に訪れた日には、1時間のウォーキングマシンを行った後、馬場に入って40分ほどの乗り込みという調教メニューが施されていました。社台ファームの青田氏が、その現況を語ってくれます。

「立派な馬体の持ち主ですが、動きに柔らか味があって、素質の高さを感じさせてくれますね。大型馬ですし、ジックリと乗り込んでいく予定を立てています」

極めて順調に来ていたタッチフォーゴールド09ですが、11月下旬に行われた定期化骨検査で、両飛節にOCD(遊離軟骨)が判明し、近日中に除去手術が行われることになりました。社台ファームの長浜氏は、その症状について、こうコメントしています。

「患部に腫れがあるわけでもなく、歩様に乱れもありません。もちろん、手術によって競走能力に影響が出るわけでもありません」

3歳上の半兄タッチミーノット(父ダンスインザダーク)が、10月23日に東京競馬場で行われた1000万下南部特別に快勝するなど、明るい話題も多かったタッチフォーゴールド09。手術による休養をプラスに転じ、今後の大きな成長に繋げることを期待しましょう。



遊離軟骨の除去手術ですか…
競争能力に影響が出ることはないとのことなので一安心ですが、これから
乗り込み量を増やして基礎体力増強を、という時期だけにもったいないですね。
晩成傾向のある一族ですので、この小休止が成長を促す方向につながると
期待しましょう。

(Copyright@TOKYO THOROUGHBRED CLUB)



2010/11/29

パームアイランド、移動後も状態は良い


(2010-11-29)
京都府・宇治田原優駿ステーブルで調整中です。ウォーキングマシンの運動30分
行った後、本馬場でダクとキャンター2,400mと坂路1本の調教をつけられています。
牧場担当者は「こちらに来てからもすぐに乗り出せた様に、状態は良いですね。
現時点では坂路でハロン18秒程度のキャンターが中心ですが、今の感じで乗り込んで
いければ、ペースアップも見えてくると思います」と話しています。


宇治田原で乗り込みを始めています。
移動の影響も無いようですし、このまま順調にペースをあげて
いければ、年末年始にも入厩できるかも知れませんね。
ようやくここまで漕ぎ着けたので、とにかくアクシデントがない
ことを祈ります。


2010/11/27

ビービーバーニング09、牧場見学


社台ファーム、下河辺牧場、ファンタストクラブと見学した翌日の
朝は坂東牧場へ。一昨年、パームアイランドを見学させていただいた
ので、これが2回目の訪問になります。



筋肉質のしっかりした馬だな、というのがビービーバーニング09の
第一印象。骨太で、トモの容積もあるので、どちらかと言えばパワー
タイプかな、という気がします。ダートは問題なくこなせそうなので、
芝でやれるだけの素軽さがあるかどうかがポイントですね。

ご案内いただいた方にお聞かせいただいた話のポイントは次の通りです。

・現在の馬体重は440kg程度。競馬に使う頃は460kgぐらいになりそう。
・距離適性は、父のアドマイヤムーンがどの程度影響するかにもよるが、
 2000mぐらいまでか。
・現在はコースで2400m、週2回は坂路で800〜1000mのメニュー。当面、
 このペースで乗り込みを続け、基礎体力作りに努める。
・気性面は特に問題なし。真面目なタイプだと思う。
・領家調教師も状態を気にかけておられる。




2010/11/26

レッドシャンデル、ショックウェーブ治療を継続中


10.11.25 

(ファンタストクラブ)
マシン運動40分、常歩4000m、ハッキング1600m、坂路1本(20-20)。
米田氏「先週末に2度目のショックウェーブを行ったので、今週末にもう一度やって終了の予定。ただ、その後、レントゲンで骨膜の具合を見て、必要ならば、もう1クール(3回)行う可能性もあります。休まず運動を続けているので、毛ヅヤは相変わらずピカピカですよ。休ませると毛が伸びてきてしまうので、緩ませない程度の運動は続けていきますね。ショックウェーブで治療している間は、ハロン20秒くらいで乗っていくことになります」



引き続き、骨折箇所の治療のため、ショックウェーブを行っています。
治療中とは言え、運動は続けているので、脚元さえパンとすればそれほど
時間がかからず態勢が整えられるのではないでしょうか。

(Copyright@TOKYO THOROUGHBRED CLUB)


レッドシェリフ、歩様に硬さが目立つ


10.11.25 

(橋口厩舎)
乗り運動の調整。
橋口調教師「予定レースを延ばしたので、今日は坂路上の角馬場で乗り運動の調整。もともと歩様に硬さのある馬だけど、いつもよりも少し硬さが目立ったので、延ばしたのは正解だったかもしれないね。歩様には見せていないけど、右前のソエも出かかっているからね。次走まで少し間隔があるので、その間にしっかりケアして調子を整えていくよ」



連戦の疲れか、ここにきて歩様が更に硬くなってきているようです。
ソエも出かかっているとのことなので、橋口調教師もコメントされている
ように、予定を先延ばししたのは正解だったでしょう。
続けて使っているし、小倉への輸送もあるので、それほど強い調教は必要
ないでしょう。ここは無理せず脚元を最優先に調整してもらいましょう。



2010/11/24

レッドシェリフ、小倉2000mに予定変更


10.11.24 

(橋口厩舎)
乗り運動で逍遥馬道を通り、坂路下の角馬場でダク10分後、坂路にて併せ馬で追い切る。
助手 レッドシェリフ  53.6-39.7-27.0-14.2 一杯
助手 カレンナホホエミ 53.0-39.1-26.4-13.6 馬なり
橋口調教師「カレンナホホエミの胸を借りての追い切りでした。シュッとした反応が無い馬なので、それを見越して早くから動きたかったのですが、途中で脚を使ってしまった分と、馬場が重たかったのもあって、終いの時計は今ひとつでした。もう少し反応良く、スムーズに動けると良いんですけどね。今週のメンバーを確認したところ、強い馬がいるようなので、わざわざ強い相手にぶつける必要もない。小倉2週目の芝2000mに目標を変えました」



今週末の出走を予定していましたが、12月12日の小倉2000mに目標が
変わりました。現時点では、相手関係を見ながら少しでも勝機がある
ところを狙って行くのは正しい選択だと思います。
小回りの小倉で器用に立ち回れるのかは少々心配です。

阪神JFの開催日なので、鞍上が誰になるのかも気になるところですね。
しっかり馬を動かせる騎手が空いていれば良いのですが。



2010/11/23

レッドシャンデル、牧場見学


下河辺牧場での見学を終えて、次にお邪魔したのはファンタストクラブ。
広大な敷地が売りの育成場ですが、坂路がずっと伸びている風景からも、
贅沢に土地を使っていることがよくわかります。



ご案内いただいたのは、東京TCの近況更新でもおなじみの米田氏。
とても丁寧にシャンデルの状況を説明して下さいました。

とても毛艶が良くて見栄えがするな、というのがこの馬の第一印象。
米田氏のお話では、この時期の牝馬はかなり冬毛が出ているのが普通で、
この毛艶の良さは体調が良い証拠とのこと。
もう一絞りすれば、すぐにでもレースに使えそうな体つきなので、早く
骨折が癒えることを期待したいですね。

米田氏からお伺いしたその他の話は以下の通りです。

・骨折は軽微なもの。おそらく札幌でのゲート練習時に転倒した際に
 やっていたと思われる。ショックウェーブでケアをしている。
・ショックウェーブ中はペースを落とすが、完全に休むほどではない。
 年明けぐらいには厩舎に送り出せれば、と考えている。
・気性面はだいぶん大人になってきたが、走る時にはまだ行きたがる
 ところが強い。
・飛折の折りが深く、スピードと切れはありそう。行きたがる気性面
 から、現時点ではマイルぐらいまでの短い芝のレースがベストと思う。
・まだトモに力がつききっていないため、背中からトモにかけて疲れが
 溜まりやすい。

やはりまだ気性面は課題になっているようです。
見学時にはおとなしく、担当の方に何度も甘えるような仕草を見せる
可愛い馬ですが、一旦切れると目つきがはっきり変わるとのこと。
とは言え、以前はじっと立っていられなかったそうなので、少しずつ
大人にはなってきているようです。





パームアイランド、宇治田原優駿ステーブルへ移動


(2010-11-22)
天栄ホースパークで調整を続けると、確認した調教師の指示で、18日に京都府・
宇治田原優駿ステーブルへ移動しています。牧場長は「無事に到着しています。
来たばかりですし、今週は軽めで様子を見て、問題無い様ならば徐々に進めて
いきます」と話しています。


いよいよ天栄から栗東に近い外厩へ移動になりました。
ここでもうしばらく乗り込むことになるでしょうから、入厩は年明け
ぐらいになりそうですね。

場所も変わって、今後どのような動きを見せてくれるのか楽しみです。



2010/11/22

ネイチャーガイド09、牧場見学


午前中の社台ファームから下河辺牧場へ移動。
つい先日出資を決めたネイチャーガイド09を見せてもらいました。



現在の馬体重は460kg程度。担当の方の話では、もう少し増えて480kg
程度になれば理想的とのこと。母のネイチャーガイドも小さい馬ではない
とのことなので、もう一回り成長が期待できるかも知れません。
調教を始めてから、体にしまりが出てきつつ、馬体重は確実に増えている
ので、ここまではとても順調に来ているようです。

担当の方に聞かせていただいた話のポイントは以下の通りです。

 ・現在はダートコース1000m、もしくはダート600mと坂路1本という
  調教メニュー。冬場は坂路で調教ペースを徐々に上げていく予定。
 ・サンデー系らしい切れは感じられる。
 ・距離適性は、マイルから中距離か。
 ・真面目な気性。特に騎乗すると集中をみせる。
 
見学終了後、ご好意で坂路コースに入れていただきました。
ここの坂路はウッドチップではなく、木の皮を薄く剥いだものを使用して
いるそうです。チップに比べコストが安く、なじみも早いのがメリット。
実際に歩いてみましたが、かなりクッションは効いていましたね。
ネイチャーガイド09も、これから冬にかけて、頑張ってこの坂路を駆け
上がってもらいましょう!




(追記)
ご案内いただいた方にいろいろ聞かせていただいた中で面白かったのは、
社台のダート直線坂路に関する話。先日、研修の一環で社台に見学へ
行かれたそうです。この坂路は砂が深いと言われていますが、想像以上に
深いダートだったとのこと。やはりかなりの運動量になるようです。
「うちの馬はこの直線コースで乗り込んでいるから、コーナーが下手。
だから新馬勝ちはあまり狙ってない」なんて社台の方はおっしゃっていた
ようですが、これはご謙遜でしょう。



2010/11/21

タッチフォーゴールド09、牧場見学


久々に休暇で北海道へ。育成中の4頭を見学してきました。

まずはタッチフォーゴールド09のいる社台ファームへ。初めて社台に
行きましたが、さすが日本を代表する名門、とても手入れが行き届いた
綺麗な牧場でした。案内して下さった方の話では、この時期は落ち葉の
掃除が大変とのこと。美観を保つことを重要視されているようです。



タッチフォーゴールド09の第一印象は、非常にがっちりした、見栄えの
する馬。現時点で520kgあるようですが、各パーツのバランスが取れている
ためか、重苦しさのようなものは感じませんでした。

担当の方から聞かせていただいた話のポイントは以下の通りです。

 ・競馬も現在の馬体重ぐらいですることになるのでは。
 ・この一族はなぜか一度大きく体重を減らす時期がある。
 ・これまでの産駒をみても、比較的ゆっくり成長していくタイプになる
  と予想される。但し、春にある程度馬体ができていれば、夏からでも
  使って行ける可能性はある。
 ・これまでのところ、馬体に関しては大きな支障なし。脚元も丈夫。
 ・たまにヤンチャなことをするが、基本的に気性面の問題はない。
 ・血統通りのイメージで、中距離向きではないか。


これから来春にかけて、まずは基礎の積み重ねをしっかりやっていきたい
とのことでした。今後、本格的に乗り込みが始まった段階で、どのような
評価が出てくるのか、楽しみです。
 



2010/11/20

レッドシャンデル、内蔵面はしっかりしている


10.11.19 

(ファンタストクラブ)
米田氏「今日は、常歩1000m後にハッキング1600mを乗りました。明日、ショックウェーブをして、来週にもう1回。それで、再びペースを上げていけると思っています。乗っていても歩様は悪くないし、見た感じでは骨折だったと分からないくらい軽微な症状です。ただ、触ると多少の熱感があるので、今後は骨膜のケアをしていく感じですね。また、以前から背中に疲れが溜まることがあるので、そちらのケアもしっかり行っていきます。毛ヅヤはものすごく良いですよ。牝馬だと、この時期には毛が長くなるのが普通ですが、ピカピカしています。内臓面はしっかりしているんでしょうね」



骨折箇所のケアをしながらも、乗り運動は継続しています。
もうしばらくは我慢が続きますが、今は完治させることが第一。

毛艶が良く、内蔵面はしっかりしているというのはいいですね。馬体を
しっかりさせてから、再度入厩に向けてペースアップを図ってもらいたい
と思います。



2010/11/19

レッドシェリフ、まるでサラリーマンのよう


10.11.18 

(橋口厩舎)
乗り運動で逍遥馬道を通り、坂路下の角馬場でダク10分後、軽めに坂路1本。
栗東坂路 助手 64.9-48.8-32.2-16.2 馬なり
担当助手「今日も軽めのキャンターで坂路1本登坂。いつも通り、小気味の良い走りで、坂路の真ん中を真っ直ぐ駆けていたよ。毎日同じメニューを淡々とこなす姿は、まるでサラリーマンのようだね。若いのに、やんちゃな面もみせないし、大人しく稽古に励んでいる。本当に可愛い子だね。唯一の趣味は、食べること。飼い葉を平らげるスピードなら、厩舎でも一番だと思うよ(笑)。順調です。」
橋口調教師「競馬を使っている馬だからね。週末から、時計を出す予定にしているよ」



いつものペースで真面目に調教をこなし、しっかり食べているようです。
「サラリーマン」とまで評される真面目な性格が、レースに行くとなぜ
一変してしまうのか… 馬は難しいですね。

引き続き体調には問題ないようですので、来週の出走に向けて頑張って
もらいましょう。



2010/11/18

レッドシェリフ、気持ちの問題


10.11.17 

(橋口厩舎)
乗り運動で逍遥馬道を通り、坂路下の角馬場でダク10分後、軽めに坂路1本。
栗東坂路 助手 66.9-50.9-34.0-17.2 馬なり
担当助手「軽めのキャンターだったけど、リズム良く、安定した走りだね。気持ちも安定しているし、悪いところなんか微塵も感じられないよ。いつ走ってもおかしくない状態なんだけどね。稽古だときちんと走ってくれるのに、本番にいくと直線しか本気になってくれないから。ジョッキーによると、最後しかハミを噛んでいないようだし、走る気さえ出てくればチャンスだと思うよ。要は気持の問題。まだ全体に幼いし、これからだね。来週28日の京都(芝1800)に岩田騎手で出走を予定しています」



調教では相変わらず良い動きを見せているようです。
気持ちの問題、というのは一番解決が難しいのかも知れません。
レース経験を積んでいくことによる成長を待つしかないでしょう。

次は岩田JKが手綱を取るようなので、この鞍上変更が刺激になると
いいですね。



2010/11/15

パームアイランド、15-15の調教に戻す


(2010-11-15)
天栄ホースパークでウォーキングとダクで5000mとキャンター2400mの調整です。
坂路と本馬場を併用しながら、先週は坂路で15-15の調教を付けられており、
牧場長は「先週から15-15の調教に戻しています。脚元の状態も良好で、この程度
は楽に動ける馬ですが、牝馬なので、あまりやり過ぎないように注意しています」と
話しています


先週から15-15の調教までペースアップしています。
今のところ脚元には不安も出ていないようなので、このまま順調に
乗り込みを進めていって欲しいですね。
15-15は楽に動けるとのことなので、馬がしっかりしてくれば、
結構楽しめるかもしれません。

(Copyright@Silk Horse Club)



2010/11/14

ネイチャーガイド09、柔らかさと力強さを兼備した馬体


10.10.28 

1972年のG1英1000ギニーを制した欧州クラシックホース、ウォータールーを曾祖母に持つネイチャーガイド09は、日高町に所在する名門下河辺牧場が大きな期待を懸けている牝系の出身者です。現在、下河辺牧場の育成厩舎にいるネイチャーガイド09を訪れたときの第一印象は、“いかにも良血馬らしい、品の良さがある若駒だな”というものでした。育成、調教部門の責任者である下河辺隆行氏が語ります。

「こちらに移ってきた当初から、環境の変化に途惑うことなく、とても落ち着いて日々を過ごしています。まだ、屋内ダートコースで乗り込みを開始した段階ですが、何の問題もなく、順調に成長していると思います」

ネイチャーガイド09の父は、初年度産駒からG1オークス勝ちのサンテミリオン、G1ジャパンダートダービーを制したマグニフィカなどを出し、旋風を巻き起こしているゼンノロブロイ。ネイチャーガイド09も、優れたゼンノロブロイ産駒に共通した特徴が見られるのではと、下河辺隆行氏は指摘します。

「とても賢いし、柔らかさと力強さを兼備した馬体を持っています。これから調教を積み重ねていくことで、馬体面は、もっと素晴らしいものになってくると思います。入厩予定の古賀慎明調教師の期待も高いようですし、今後の楽しみが大きな若駒であることは確かですよね」

現在462キロと、夏場からの成長も著しいネイチャーガイド09。心身ともに鍛えられる秋を迎え、さらなる充実が望めそうです。



募集時に発表された馬体重400kgから大きく増えて462kgになっています。
このぐらい体重があれば、とりあえず心配はないですね。
古賀調教師の期待に応えられるような成長を見せて欲しいものです。

9月と10月に撮影された写真を見るとまだ腰高ですので、これから
更なる成長が期待できそうです。
もう少し胴に伸びが出て、トモに筋肉がつくと良いのですが。

(Copyright@TOKYO THOROUGHBRED CLUB)



2010/11/13

ネイチャーガイド09への出資決定


2009年度産、3頭目の出資を決めました。
東京サラブレッドクラブで募集されているネイチャーガイド09です。

ネイチャーガイド09
父:ゼンノロブロイ、母:ネイチャーガイド、母の父:エルコンドルパサー(血統
牡、黒鹿毛、2009年1月17日生、下河辺牧場産
美浦・古賀慎明厩舎
総額1400万円、一口35000円
募集時の測尺:馬体重400kg、体高157cm、胸囲170cm、管囲19.5cm


この馬は優先申し込み期間中での出資候補だったのですが、早生まれ
にも関わらず馬体重が400kgと小柄だったので、優先期間中は見送り
ました。しかし、ここにきて馬体重も460kgを超えてきており、サイズ面
でも問題ないと判断し、出資しました。

この馬の出資理由は、何と言っても母の父エルコンドルパサー。
大好きだった馬で、いつかはその仔に出資したいと考えていましたが、
残念ながらわずか種牡馬生活3年で死亡。母の父という形になりましたが、
今回出資することができました。
また、父ゼンノロブロイは初年度から実績を出していますし、母系に入る
Rivermanとの組合せは好相性のようなので、配合面も悪くないと思います。
(配合の特徴については、東京TCの社員さんのブログに詳しく紹介されて
います)

中距離路線で息の長い競争生活を見せる馬になってほしいですね。


(募集パンフ情報)

曾祖母にクラシックホースを持つ、競馬の母国の一流母系

2歳12月に競走馬デビューした母ネイチャーガイドは、3歳9月までに計9走しましたが、結局、未勝利のままで現役生活を終えました。最高着順は3着が2回。先行力は、それなりのものがありながら、ゴール前での一踏ん張りが足りないというのが、母ネイチャーガイドの特徴でした。繁殖牝馬としては、2008年に初仔となる父ロージズインメイの牡駒を出産。そして、2009年に誕生した第2仔が、父に話題の新進気鋭種牡馬ゼンノロブロイを得た牡駒、ネイチャーガイド09ということになります。実力を発揮し切れなかった、母の現役時代のリベンジを果たすためにも、ネイチャーガイド09には、幅広い距離をこなす、スケールの大きなスピードタイプへの成長が期待されています。母系は、競馬発祥の地イギリスで発展した名門。曾祖母ウォータールーは、英1000ギニーを制したクラシックホースで、その一族から、G1エクリプスSを勝ち、種牡馬入りを果たしたインヴァイランメントフレンド、南米チリのG2馬ヴァノイズなどの強豪が登場してきています。また、繁殖牝馬として日本へ輸入された祖母ホワイトウォーターレディの産駒には、G3東京新聞杯2着のリキッドノーツ、芝短距離戦で4勝を記録したパンドラロードなどがいます。確実性と大物感を兼備した母系を持つネイチャーガイド09。競走馬として大輪の花を咲かせるベースは整っているのです。



(管理調教師のコメント)  

―― 馬体の印象はいかがですか?

バランスが取れていて、かっこいい馬だな、というのが第一印象ですね。私は、獣医師でもあるので、まず悪い部分にどうしても目がいってしまうんですが、現時点ではまとまっていで、欠点らしい欠点が見当たらないんです。首差しから肩も大きくて、繋ぎの角度も長さもいいですしね。DVDの映像をご覧になった方は、毛ヅヤがひと息で「あれ?」と思われたかもしれません。あのときは、昼夜放牧をやっていた関係もあって、皮膚の状態があまり良くなかったんですよね。カタログの写真を見ていただければわかるように、本来は毛ヅヤもいいですし、素晴らしく見栄えがする馬なんですよ。

―― 気性はどうですか?

真面目ですね。牧場に馬を見にいっても、スタッフの方を手こづらせることもなく、しっかり歩けてましたしね。芯がしっかりしていると思います。

―― 血統的にも縁がありますね。

そうなんです。お父さんのゼンノロブロイは、私が藤澤和厩舎で助手をやっていた頃に携わった馬ですし、今年はその産駒でオークスを勝たせていただきましたしね。ですから、気合も入ります。

―― デビュー時期は、どのあたりになりそうですか?

成長曲線を見極めるのがいちばん大事ですからね。牧場のスタッフの方ともよく相談して、しっかり見ていきたいと思います。でも、馬を見ている限りでは、そこまで遅くならないように思いますよ。早生まれですしね。ただ、ロブロイ自身が3歳2月、サンテミリオンも年明けのデビューで、クラシックに間に合っているわけですから、少しぐらい遅くなったとしても、まったく心配はいらないと思っています。

―― では最後に、目標をお聞かせください。

エルコンドルパサーの肌にゼンノロブロイですから、まず芝の王道の距離を目指すことになるでしょうね。この貴重な血統が何とか開花してくれるように、頑張ります。


(Copyright@TOKYO THOROUGHBRED CLUB)



2010/11/12

レッドシャンデル、トモに骨折線


10.11.12 

(ファンタストクラブ)
舎飼休養。
米田氏「先週から少し硬さが出てきたので、昨日、レントゲンを撮ったところ、左トモのつなぎの部分に骨折線が見つかりました。かなり骨膜も出ている状況です。外からは完全に腫れたようには見えませんが、やはり熱は持っています。前肢だと完全に歩様が乱れますが、トモなのでさほど見せてはいません。このくらいならマシン運動は大丈夫かなとも思うのですが、そのあたりは獣医と相談して慎重に進めたいと思います。1ヶ月休ませれば、骨折線は埋まると思います。残念ですが、まずはしっかり休ませて、一日でも早く復帰させたいですね」



今度は骨折… 
再入厩に向けてペースを上げていたところだけに、非常に残念です。
アクシデントから回復すると、また違うアクシデントと、どうも流れが
悪いですね。

幸い、程度は軽いようなので年内一杯の休養ぐらいで調教は再開できそう
ですが、デビューはこれで来年春先まで先延ばしになりそうです。



2010/11/11

レッドシェリフ、全体的にお子様


10.11.11 

(橋口厩舎)
乗り運動で逍遥馬道を通り、坂路下角馬場でダク10分後、軽めに坂路1本。
栗東坂路 助手 73.0-54.6-36.5-17.8 馬なり
橋口調教師「今日も軽めに坂路1本。レースの反動はなさそうだね。最近はイレ込むこともないし、本当に大人しくなった。気持ちが真っ直ぐだし真面目。調教も淡々とこなしています。ただ、レースにいくと、なかなかハミを取らないところがあるんだよね。本番でもう少しヤル気を出してくれると良いんだけど。まぁ、現状は体にも緩さがあるし、全体にお子様だからね。丈夫で使い減りしなそうだから、使いながら良くしていきますよ」



調教は非常に真面目にこなしていますが、レース本番になるとまだ難しい
のが現状。
馬体も気性面もまだまだお子様ということなので、どんどん経験を積んで
いくしかなさそうですね。

ハミを取らないのが一つの問題のようなので、ここは一つ、お父さんの
ハーツクライもレースを習ったルメール先生にお願いしてみる、という
のはどうでしょうか?


2010/11/10

レッドシェリフ、相変わらず飼い食いは旺盛


10.11.10 

(橋口厩舎)
乗り運動で逍遥馬道を通り、坂路下の角馬場でダク10分後、坂路1本。
栗東坂路 助手 72.1-53.8-36.0-17.8 馬なり
橋口調教師「土曜の競馬だったし、馬体や脚元に大きな反動も見られなかったので、今日から軽く坂路1本登坂。変にイレ込んだりすることもなく、走りもスムーズで大丈夫そうだね。普段の様子を見ても、まだまだ、これからの馬。飼い葉、飼い葉と、厩務員の顔を見ては、鳴いてせがむんだから(笑)。今は食い気の方が勝っているね。それでも、距離を延ばした今回は走りはスムーズだったね。欲を言えば、スタートをスムーズに出て、前目でレースが出来ていれば、結果も変わってきたと思うんだけどね。丈夫だし、無事なのが何よりだよ。引き続き、次走に備えて調整していくよ」



レース後の反動も特になく、次走に向けて調整を始めています。
なかなか成績にはつながりませんが、とにかく丈夫でしっかり使って
行けるのはいいですね。

相変わらず食い気だけは一人前のようです。食べてくれるのは良いの
ですが、それをしっかり走るエネルギーに転換してもらいたいものです。


2010/11/09

パームアイランド、脚元は大丈夫


(2010-11-08)
天栄ホースパークでウォーキングとダクで5000mとキャンター2400mの調整です。
坂路と本馬場を併用しながら、先週は坂路で17-17の調教を付けられており、
牧場長は「先週から坂路にも入れており、徐々にペースを上げています。脚元も
変わりなく落ち着いているし、元々コンスタントに乗っていた馬ですから、このまま
進めていけると思います」と話しています。


坂路で17-17ペースの調教を始めました。
このまま順調にペースを上げていければ良いのですが。
もう一頓挫あるとかなりデビューが遅くなってしまうので、ここは
慎重に進めてもらいたいですね。


2010/11/08

レッドシェリフ、レース後コメント


10.11.06 レッドシェリフ レースコメント
京都 2歳未勝利 芝2000 小牧太 4番人気 4着

小牧騎手「出遅れたのが痛かった。今日の流れなら、良い位置でレースを進めたかったね。でも、バテないし、追ってからもしぶとく伸びていたよ。やはり距離は長い方がいいね」
橋口調教師「まだまだこれから!使いながら、徐々に良くなっているよ。今後も1800から2000あたりを使っていきたいね」


小牧JK、橋口調教師共に距離を伸ばして正解だったとのコメントですね。
切れ味はないものの、最後までしぶとく伸びるタイプということなので、
好位につけるレースができるようになれば、もう一歩前進できるかも
知れません。

これからも辛抱強く使ってもらえそうなので、頑張って橋口調教師の
期待に応えてもらいたいものです。早く一つ勝って、成長を促すために
一旦休養を取れるようになるといいですが…

当日の写真を阪神サラブレッドクラブさんのご好意でいただきました。
写真で見る限りは、プラス体重だったとは言え、体は徐々に締まって
きているように感じられますね。


           (Copyright@阪神サラブレッドクラブ


2010/11/06

レッドシェリフ、レース結果


今日の京都4R、芝2000mの未勝利戦に予定通り出走しました。
これまでのマイル戦から距離を2000mに伸ばしましたが、結果は4着。
2戦連続7着からは一歩前進しましたが、初勝利はまだしばらく先に
なりそうな感じです。

注目は馬体重でしたが、プラス体重での出走になってしまいました。
成長期なのかも知れませんし、食欲はかなり旺盛なようなので、
なかなか絞りきれないのかも知れません。

4着にきたとは言え、上位3頭とはかなり差があったのが現実。
今後、橋口調教師がどのように育成していくのか、注目です。
芝がダメという訳ではないでしょうが、個人的には、年内にもう1戦、
ダートの中距離を試してみてほしいな、と思います。


(Copyright@TOKYO THOROUGHBRED CLUB)





レッドシャンデル、入厩に向けた体作り


10.11.05 

(ファンタストクラブ)
マシン運動40分、常歩4000m、ダク、坂路・ダートコース併用。
米田氏「この中間も、乗り込みとゲート練習を平行して行っています。今日は坂路で3頭併せを行い、終い3Fを16-16秒のペースでいっています。追った後、少し硬さが出たのは気がかりですが、明日以降ほぐれてくれば問題ないと思います。ゲート練習では、少しピリピリした面はありますが、ガタガタしたり、煩い面は見せないですよ。牧場ではそつなくこなしていると思います。昆先生と相談して、もう2~3週間で移動になりそうなので、それまで体調を整えながら体を作っていきたいと思います」



入厩に向けた調整が進んでいます。
このまま無事に行けば、11月中には移動、年明けぐらいにはデビューに
こぎつけられるかも知れません。
ゲート練習も頑張っているようですし、期待したいですね。





2010/11/04

ご苦労様、シルクオールディー


(2010-11-01)
レース後に歩様が気になった為、詳しい検査を行ったところ、右前脚に屈腱炎
(損傷率約28%)を発症していることが判明、全治9ヶ月以上の診断を受けまし
た。調教師は「レース後は歩様も変わりなかったんですが、馬場へ出してダク
になると歩様に見せるので、検査をしたところ、屈腱炎の診断でした。3つ勝
ってはいたけど、ローカルでの勝ち鞍だったので、GⅠクラスのメンバーに入
ると、きつい競馬になってしまったんだと思います」と話し、これを受けて今
後について協議を行った結果、現状では回復に相当の時間が必要となる上、復
帰の目処も立たないと判断。誠に残念ではございますが、このまま引退させる
ことと致します。30日に抹消の手続きが取られています。今後は、地方競馬で
の復帰を探りつつ、暫く療養を続ける予定です。


正式に中央での登録が抹消されました。
中央競馬からは引退となりますが、地方競馬での復帰も探りつつ、
療養を続けるとのこと。かなり重度の屈腱炎ですので競争復帰は
できないのかと思っていましたが、じっくり経過を見てもらえるようで
一安心です。

初のGI出走など、いろいろな思い出を作ってくれた馬です。
いつか地方で再度走る姿を見られることを楽しみにしたいと思います。