2010/11/13

ネイチャーガイド09への出資決定


2009年度産、3頭目の出資を決めました。
東京サラブレッドクラブで募集されているネイチャーガイド09です。

ネイチャーガイド09
父:ゼンノロブロイ、母:ネイチャーガイド、母の父:エルコンドルパサー(血統
牡、黒鹿毛、2009年1月17日生、下河辺牧場産
美浦・古賀慎明厩舎
総額1400万円、一口35000円
募集時の測尺:馬体重400kg、体高157cm、胸囲170cm、管囲19.5cm


この馬は優先申し込み期間中での出資候補だったのですが、早生まれ
にも関わらず馬体重が400kgと小柄だったので、優先期間中は見送り
ました。しかし、ここにきて馬体重も460kgを超えてきており、サイズ面
でも問題ないと判断し、出資しました。

この馬の出資理由は、何と言っても母の父エルコンドルパサー。
大好きだった馬で、いつかはその仔に出資したいと考えていましたが、
残念ながらわずか種牡馬生活3年で死亡。母の父という形になりましたが、
今回出資することができました。
また、父ゼンノロブロイは初年度から実績を出していますし、母系に入る
Rivermanとの組合せは好相性のようなので、配合面も悪くないと思います。
(配合の特徴については、東京TCの社員さんのブログに詳しく紹介されて
います)

中距離路線で息の長い競争生活を見せる馬になってほしいですね。


(募集パンフ情報)

曾祖母にクラシックホースを持つ、競馬の母国の一流母系

2歳12月に競走馬デビューした母ネイチャーガイドは、3歳9月までに計9走しましたが、結局、未勝利のままで現役生活を終えました。最高着順は3着が2回。先行力は、それなりのものがありながら、ゴール前での一踏ん張りが足りないというのが、母ネイチャーガイドの特徴でした。繁殖牝馬としては、2008年に初仔となる父ロージズインメイの牡駒を出産。そして、2009年に誕生した第2仔が、父に話題の新進気鋭種牡馬ゼンノロブロイを得た牡駒、ネイチャーガイド09ということになります。実力を発揮し切れなかった、母の現役時代のリベンジを果たすためにも、ネイチャーガイド09には、幅広い距離をこなす、スケールの大きなスピードタイプへの成長が期待されています。母系は、競馬発祥の地イギリスで発展した名門。曾祖母ウォータールーは、英1000ギニーを制したクラシックホースで、その一族から、G1エクリプスSを勝ち、種牡馬入りを果たしたインヴァイランメントフレンド、南米チリのG2馬ヴァノイズなどの強豪が登場してきています。また、繁殖牝馬として日本へ輸入された祖母ホワイトウォーターレディの産駒には、G3東京新聞杯2着のリキッドノーツ、芝短距離戦で4勝を記録したパンドラロードなどがいます。確実性と大物感を兼備した母系を持つネイチャーガイド09。競走馬として大輪の花を咲かせるベースは整っているのです。



(管理調教師のコメント)  

―― 馬体の印象はいかがですか?

バランスが取れていて、かっこいい馬だな、というのが第一印象ですね。私は、獣医師でもあるので、まず悪い部分にどうしても目がいってしまうんですが、現時点ではまとまっていで、欠点らしい欠点が見当たらないんです。首差しから肩も大きくて、繋ぎの角度も長さもいいですしね。DVDの映像をご覧になった方は、毛ヅヤがひと息で「あれ?」と思われたかもしれません。あのときは、昼夜放牧をやっていた関係もあって、皮膚の状態があまり良くなかったんですよね。カタログの写真を見ていただければわかるように、本来は毛ヅヤもいいですし、素晴らしく見栄えがする馬なんですよ。

―― 気性はどうですか?

真面目ですね。牧場に馬を見にいっても、スタッフの方を手こづらせることもなく、しっかり歩けてましたしね。芯がしっかりしていると思います。

―― 血統的にも縁がありますね。

そうなんです。お父さんのゼンノロブロイは、私が藤澤和厩舎で助手をやっていた頃に携わった馬ですし、今年はその産駒でオークスを勝たせていただきましたしね。ですから、気合も入ります。

―― デビュー時期は、どのあたりになりそうですか?

成長曲線を見極めるのがいちばん大事ですからね。牧場のスタッフの方ともよく相談して、しっかり見ていきたいと思います。でも、馬を見ている限りでは、そこまで遅くならないように思いますよ。早生まれですしね。ただ、ロブロイ自身が3歳2月、サンテミリオンも年明けのデビューで、クラシックに間に合っているわけですから、少しぐらい遅くなったとしても、まったく心配はいらないと思っています。

―― では最後に、目標をお聞かせください。

エルコンドルパサーの肌にゼンノロブロイですから、まず芝の王道の距離を目指すことになるでしょうね。この貴重な血統が何とか開花してくれるように、頑張ります。


(Copyright@TOKYO THOROUGHBRED CLUB)



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